もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
たしかに今日、ハヅキはいない。
放課後になってからずっといないから、もう帰ったか、どっかで女子に追い回されてるか…。
でも、何でここでハヅキの名前が出てくるんだろ?
私には全然わからなかったけど、京星くんは「まーな」と苦い顔をしていた。
「来いよ」
京星くんが改めて誘ってくれる。
準備はまた明日から頑張れば…いいよね?
「うん!じゃぁお言葉に甘えて!」
私の返事に、京星くんがクイッと口角をあげた。
「じゃ、先に体育館行ってるわ。舞台の上から練習見れるから」
「うん!」
楽しみだなぁ。