もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「どういうことって言われてもなー」
困ったように首をかしげるこのみちゃん。
「今電話でハヅキに言った通りだよ?」
「そういうことじゃなくて、何で私たち4人でっ…」
「いいじゃん楽しそうだし!!」
伝票を持ってこのみちゃんが立ち上がる。
「ハヅキにお前はガキかって言ってやろうと思ったけど、こういう答え合わせは本人同士じゃないと意味ないかなって」
「…あの、よく意味が」
「あーもうじれったい!デキの悪い生徒を持つ先生ってこんな気分?」
「デキの悪い生徒って…」
「とにかく!!」
このみちゃんが高らかに宣言した。
「私期間限定の虹色チュロスってやつ食べてみたかったんだよね~っ!」
もしかして自分が行きたかっただけでは…!?