もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
今までだったら、
「一緒に帰らない?」だのなんだの、ありそうなのに…
いや、なんかこれじゃまるで、私が話しかけてほしいみたいになってるけど。
でも、あまりに急に開いた距離に
…快適さ以上に、なぜか今は戸惑いの方が大きくて。
「…っ、ハヅキ!」
気づいたらカバンも持たず教室を出て、ハヅキの背中を追いかけていた。