もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
今日は渓渡は部活オフのはず。
オフの日は、いつも教室で友達と少し喋ってから、私と帰るのが日課のはずなのに…
残っていた子に聞くと、「さっき教室から出てった」と教えてくれた。
さっき出て行ったばかりなら、きっとまだ近くにいるよね。
昇降口に向かって階段をおりていると、階段をおりたところの廊下で声がした。
「……ほんとだって。疑うなよー」
この声…渓渡?
音をたてないように注意しながら、下の廊下を覗き込む。
スッポーツバッグを肩にかけた渓渡と、その隣には
…弥佐ちゃん?