Thidori(そもそも幽霊って成仏するの?)入部編
わたしの視線に気づいた姫ちゃんが何か思いついたように口角を上げた。
「千鳥はどしても受け取れない、早見はどしても渡したい、ならさ、そのお金で、私たちになんか奢れ、千鳥も現金じゃなかったらいいだろ?」
「う、うん」
「なんかってなんだよ」早見君がそう言うと、姫ちゃんは考えこんだ。姫ちゃんはわたしのほうを見て、「千鳥は奢ってもらいたいものなんかないのか?」
突然、そんなこと言われてもすぐには思いつかないよ。二人が考え込んでいたら香りさんがおもむろに口を開いた。
「何も今すぐに決めることはないだろ?何か思いついたときでもいいじゃない」
香りさん、いいこと言う。わたしは香りさんに習って、「早見君、今すぐに決められないから思いついたときでもいい?」そう言うと早見君は「それでも構わない」と言い、教室から出ていった。
ふーとわたしはこのやりとりが終わった事に安堵してため息をはいた。
「千鳥はどしても受け取れない、早見はどしても渡したい、ならさ、そのお金で、私たちになんか奢れ、千鳥も現金じゃなかったらいいだろ?」
「う、うん」
「なんかってなんだよ」早見君がそう言うと、姫ちゃんは考えこんだ。姫ちゃんはわたしのほうを見て、「千鳥は奢ってもらいたいものなんかないのか?」
突然、そんなこと言われてもすぐには思いつかないよ。二人が考え込んでいたら香りさんがおもむろに口を開いた。
「何も今すぐに決めることはないだろ?何か思いついたときでもいいじゃない」
香りさん、いいこと言う。わたしは香りさんに習って、「早見君、今すぐに決められないから思いついたときでもいい?」そう言うと早見君は「それでも構わない」と言い、教室から出ていった。
ふーとわたしはこのやりとりが終わった事に安堵してため息をはいた。