欲望の飴と飴売り少女Ⅱ
私の頭の中に思い浮かべている。
もやが少し晴れる。岡田さんは急に顔が変わった。


「うん。急にきれいになって友達や性格が変わった」

「やっぱり、岡田って子は飴を使っていた」



「岡田って子は多分春香が嫌いで飴を使った。例えば木原が事故に遭えってね」

本郷くんは某名探偵のように内容をまとめる。

「つまり岡田さんは行方不明なのはルールを破ったから?」

「多分。その可能性がある」

私は一回水を飲み、時計を見る。病院に来てから一時間近く経とうとしていた。

「あ、亮太のこと忘れてた」

亮太を病室に置いてきたままだった。話しに夢中になっていて忘れていた。

「俺も忘れてた。病室戻るか」

長椅子から立つ。明るい本郷くんに戻っている。本郷くんはもう大丈夫そうだ。





「そうだ。俺のことは裕翔でいいから」


「分かった!裕翔くん一緒に解決しよう」


なんか名前で呼ぶ方がしっくりくる。私たちは木原さんの病室に戻り始める。
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