沈黙の歌姫

『じゃ、倉庫行くか。』


あっそうだ!クリスマスパーティー!

楽しみだなー


マンションに寄ってから、バイクで倉庫に向かった。

「「「海音さん!結歌さん!メリークリスマスです!」」」


入った途端にみんなから声をかけられる


メリークリスマスに“です”をつけるのが可笑しくて、言われる度にクスッと笑ってしまった


ピザとかフライドチキンとか、パーティー感あふれる食べ物がたくさんあって、


あちこちで楽しそうな笑い声がする


暴走族の倉庫がこんなに平和だって知ったらみんな驚くだろうなぁ。


なんて、考えていると、

「海音さん!結歌さん!ケーキ食べます??」

と、声をかけてきたのは裕貴。


片手にはトランプ

今日はトランプしてたのね。


『結歌食べる?』


うん!食べたい!


『じゃあ、2人分よろしく』


「了解です!ちょっと待っててくださいね」


しばらくして、裕貴がケーキを切り分けて持ってきてくれた


多分ホールケーキにひとつしか乗ってないサンタさんも乗せてくれた
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