元カレと再恋愛ってありですか?
「・・・そうかな」
「そうだよ」
「・・・ならよかった・・・」
紗那はいつの間にか重くなった瞼を閉じる。

イタリアに来てから紗那はゆっくり眠れるようになった。

「お休み」

奏介が紗那の額にキスをする。




これからもたくさん乗り越えないとならない壁にぶち当たると思う。
でも、二人でこうして寄り添いながら歩んでいけば乗り越えられない壁などないと奏介は思った。
< 219 / 237 >

この作品をシェア

pagetop