復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
麗羅と由愛は同じ中学出身のようで、同じクラスだったあの子はどこそこの高校に行っている、と言う話で盛り上がっている。

他の生徒たちは、初めて会ったばかりで、名前も知らないので、風のふかない水面のように静かだった。

友達できるかな……と環奈が不安に思った時だった。

「あっ、同じスマホだ」

明るい声が横からして、そちらを向く。

隣の席の赤いフチのメガネをかけたショートカットの女子がスマホを片手に笑顔を浮かべていた。

髪の色は、ほんのり茶色く、怖そうなタイプではなかったので、「ほんとだ」と環奈もスマホを手にして自然と笑顔で答えることができた。

机の名札には【本田美玖】と表記されている。
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