上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
週末の今日は、雨が降っていたから私の家でDVDを見ながら、ゆっくりとすごすことにしていた。

「涼介さん、お昼は何を食べたい?」

「うーん、ピザでも頼む?しおりの手料理は夜の楽しみにして」

こういうふうに、家事をしている私を遠回しに気遣って、外食や宅配を提案してくれることもある。



昼食後、ソファーに隣り合って座り、コーヒーを飲みながらゆっくりすごしていたら、不意に涼介さんが呟いた。

「そろそろさあ、哲平さん達に会ってみたい」

確かに真剣に付き合ってるし、順調なんだから彼氏として紹介するぐらい、普通にありなのかもしれない。

「うん」

「俺さあ、こうやって何をするでもなく、家でしおりとゆっくりしてると、こんな日常も悪くないって思う。ずっとこういう日常が続くのもいい」

えっ?
ずっと……
それって、どういうこと?
首を傾げて涼介さんを見つめる。



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