隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】
驚く太陽くんへ、気まずそうな顔を浮かべ謝る。



「まっでもいいよ。いま、ちゃんと気持ちを伝えれたんだし!」



晴れやかに明るく笑う太陽くん。



とは対照的に、顔を赤く染め、地面に視線を向ける私。



まさか…太陽くんが私のこと……。

今でもまだ、信じられないよ……。



「楓音の返事聞かせてよ」


「えと……その……」



言葉を詰まらせながら、ぐるぐると考える。



太陽くんの告白は、すっごくびっくりしたけど、でも嬉しかった。

誰かに告白されるのなんて生まれて初めてだったし……。



正直いまでも少し夢みたいで、現実味があんまりなくて。

太陽くんみたいなカッコいい人に、そんなこと言ってもらえて本当に嬉しい。



……だけど。



「…ごめんっ!私、太陽くんの気持ちには応えられない、です」



ギュッとした胸の苦しさを感じながら、頭を下げたのだった。
< 154 / 211 >

この作品をシェア

pagetop