リペイントオレンジ🍊

傷心と反省の日々です



***


「……すみません」

「全くだ」

「だけど、今日は酔ってませんよ!……自力で歩けるし、意識だって正常で、っわ!」

「そんなにフラフラして、よく言えたな」


私を簡単に受け止めて、またすぐに歩き出す菅野さんの後ろ姿に、胸がギュッと苦しくなる。


堀さんの家で夕飯をご馳走になって、ついつい飲みすぎてしまった私を心配して、海穂さんが菅野さんに連絡してくれたらしく。


お開きになる頃、堀さんの家に現れた菅野さんに私は息の仕方を忘れた。


「お仕事……だったんですよね?」

「あぁ」

「すみません、疲れてるのに」

「全くだ」

「放っておいてくれても良かったのに。海穂さんも堀さんも心配性ですよね……私だってもう24だし……ちゃんと、」

「悪い男に絡まれても、それなりに相手できるって?」

「……ぅ、」


菅野さんの鋭い視線に、思わず口ごもる。
"悪い男に絡まれる"設定は想定していなかった。


「これだからお子ちゃまは」

「……もう24です!お持ち帰りされて一夜の過ちくらいあったっていい歳ですよ」

列記とした、成人(おとな)なんだから。


もちろん、お酒で記憶がないのはごめんだけど。
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