陰の王子様
ブチブチッ!!!
「なっ…、っい"っっ!!」
背けていた顔を戻せば、晒された肌にクロードが再び噛み付いている。
皮膚が噛みちぎられそうだ…。
痛みで力が入らなくなってくる。
執拗に左肩を中心に噛み続けるクロード
そのため、左手は痺れたように動かない。
それに気づいたのか、クロードは力の入っていない左手の拘束を解いた。
今だ…!
しかし、伸ばした手は空を切った。
自分が動くより先にクロードの手が自分の首を掴んだのだ。