陰の王子様
「っ、くそ!!」
無意識にクロードの足を思い切り踏んでいた。
ピタッと噛むのをやめ、肩から顔を上げたクロードと目が合う。
その目は真っ黒で、何も感情が読めない。
「僕のレティシアはこんな子じゃない。躾が必要だ。」
「やめ…、っ!」
口づけをされた。
唇も噛みちぎられると感じるほどの力
顔を思い切り振れば、何とか唇は離れたが、ジンジンと熱を持って痛みを感じる。
はぁはぁと呼吸を整えている時に、クロードの手が片方外れたと思ったら、