陰の王子様
突然塞がれた視界
逃れようと抵抗するが全く力が敵わない。
「大丈夫だ。何もしない。」
マントの中でくるっと回転され、拘束する者の胸に収められる。
どういう状況なのか私の理解の範疇を超えている。
突然の展開に混乱する私の耳に男たちの声が聞こえてきた。
「ちっ!邪魔なんだよ!」
「誰だ!お前!」
話し声と戦っているような音が聞こえる。
目の前の胸を押し、離れようとするが、
「ここにいろ。何も心配いらない。」