陰の王子様
「王妃様、王がお呼びです。」
「えっ?どちらに?」
「お父様ー!」
「きゃっきゃ!」
優しく笑うだけのジェハさん
上の子は3歳に、下の子はもうすぐで1歳になる。
「リタ姫、走ると転びますよ!」
「アキー!お父様ー!」
「きゃっきゃっ!きゃっ。」
「カイン王子楽しそうですね。レティシア様」
「スズ重くない?大丈夫?」
「大丈夫です!ようやく私の抱っこに慣れてくれたので嬉しいんです!」
「スズミさん、いつ子どもできても練習ばっちりですね!」
「…恥ずかしいから、リン」
賑やかな列はすれ違う使用人さんたちに微笑まれる。
ジェハさんは外に出て、それからまたしばらく歩いた。
「あ、ここは…。」
「お父様ー!!」
走って行くリタを見ると、その先にイオ様と久しぶりに会うイオ様の動物たちがいた。
「急で悪い。エディたちを会わせたくて。」
イオ様に抱っこされたまま大きい馬やお座りしている3匹に目を輝かせている。