★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
「話って?」

どうしよう…

ここまで来て怖じ気づいてしまいそう

心臓がドキドキして…

友達を勝手に詮索して、それで勝手に自分の気持ちを納得させようとしてることに、正直嫌気がさしてしまい…

私って…イヤな奴って突然思い始めてきた…



「おい!どうしたんだよ?」

私はドキドキする心臓を沈めようと、深い深呼吸をした

そして一回落ち着こうとタバコに火をつける

自分の指と、くわえたタバコがガタガタ震えていた


私はそれくらい緊張していた

真実を聞くことが怖かった



「緋色…」

「ん?」

「私、聞いちゃったんだ…
それも、自分の興味本意で…」

「は?」

「そこは謝る…友達として、最低だった…」

「???うん…」



私は震える手でまたタバコを吸って、大きく吐いた

「前に、ブルーが言ったんだ…長く付き合うコツについて
その時にポロッと『私達は共犯者で、一人の人を死に追いやった』って…」

私がチラリと緋色を見つめると、緋色は驚いたような瞳を向けていた

私はまたため息をついた

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