★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
「それがずっと気になって、この間加賀美君が来たときに、あんたの高校時代の話を聞いて…」

一度言葉を飲み込んで、ゆっくりタバコの火を押し消した

「元カノが自殺してるって…」

緋色は私を見るのをやめて、持ってきたグラスにゆっくり口を付けた

私はそれを目で追いながら、また続けた

「ヤバい薬に手を出して、自殺しちゃったって…?
でもそれって…」

聞きたくて、聞きたくない言葉を私は精一杯口に出した!

「緋色とブルーが元カノを追い詰めたんじゃないの!?」

「………」

「ねえ?緋色…もしかして彼女の姉だって知ってて、フタマタとかかけて、それが原因で彼女薬なんかやって自殺したんでしょ?」

「………」

「二人があんなに幸せそうだったのは、二人でいることで罪を償うためなの?二人で傷を舐め合っているから、一緒にいるの?一緒にいると楽だから?
ねえ、教えてよ!じゃなきゃ私、あんた達の事が信じられなくなりそうで…あんたからちゃんと理由を聞きたくて…」

途中から自分の気持ちが溢れて止まらなくなっていた…

緋色はそんな私を悲しそうに見つめる

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