愛は惜しみなく与う④
朔の元へ猛ダッシュで戻り、頭に1発!


「アホ!この住宅街やろ?大きい声出すな!迷惑すぎる!ほんであんたも!!!声でかいし、人様の家の前で騒ぐな!」


あたしなりの、極力小さな声を出す
はぁ。てゆうかこの子はなんなんや?朔の首に絡みついて、当の本人は苦しそうな顔をしている

ま、面倒やし、朔の身が危険ってわけでもなさそうやし


「ま、帰るわ」


男女の恋愛のもつれとかあたし、興味ないねん

だってさ


「あんたが今、遊んでる女?」


こうやってややこしい事言ってくるんやもん。巻き込みはゴメンや
睨みながら凄い上から話してくる女の子



「何も話聞かずに、勝手に誤解して威圧的に人にモノ言うの、どうかと思うで?」


せめて、女の子!って言いなさい!


「えらそうに!朔くんタイプ変わったね!とりあえず今日久しぶりに泊まろうよ」

「美波、ほんと離れてくれ。こいつは関係ないから」


朔はいつもとは違い本当に困った顔をした。んーー助けるべき?でももっと誤解されそうやしな

とりあえずここは、あたしがおらん方が話できそうやし、帰ろう
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