愛は惜しみなく与う④
「あほ!これ以上怪我増やすなよ!わしゃ疲れてるんだからな!」

「わかってます。重々承知しておりますので、ご安心を」


志木さんは助國さんに頭を下げたけど、説得力はない。
あの人が1番先に動いて首を絞めようとしたからな?その後に杏が、水瀬をベッドから引きずり下ろして…


ダメだ

俺1人でこの2人を抑えれるかな



バタンと扉が閉まり、そして志木さんが動く



「水瀬、私のことは分かりますね?あまり時間もありませんので、全て吐いていただきます」



スーツの内ポケットに入れていた白い手袋を、慣れた手つきではめる志木さん


「あーーアホ!あんたがそーすると、ややこしい。普通に聞いて!」


後ろから、海外の拷問シーンかよ!と杏がツッコミを入れて、少し場が落ち着く

ふぅ

多分俺が今1番落ち着いてるから




「ごめん、俺に話させて。朔のこともしっかり話したいから」



俺は総長として、そして友達として
朔を助けてやりたいから


難しいことは志木さんに頼むから、だから…


納得いくまで話させてほしい
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