俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】

そっと部屋を出て、音を立てないように階段をおりた。

リビングのドアを開けると、想さんと美結さんがキッチンにいた。

そういえばさっき、想さんがごはん作ってくれるとか言っていたっけ。

「あの、私そろそろ失礼します」

二人に向かって頭を下げると、美結さんが「あら」とキッチンからダイニングへやってきた。

「もう帰っちゃうの? お昼一緒に食べていかない?」

「ありがとうございます。でも、今総真くんまた寝始めたんで、私がいると起きてきちゃうかもしれないから……また今度、ご一緒させてください」

もう一度頭を下げて顔をあげると、美結さんがにっこりと言った。

「じゃあ今度一緒に総真がバイトしてるカフェ行こうか。たまにはうーちゃんと二人でお話したいから」

わあ! それ嬉しい! 美結さんが総真くんのお母さんだからっていうのもあるけど、女性として憧れている美結さんから誘ってもらえたのがすっごく嬉しい!

「俺も一緒に――」

話に入って来た想さんを美結さんが振り返る。

「うーちゃんと二人って言ったでしょ。想は本でも読んでなよ」

……バッサリ、一蹴した。

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