再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~


次の日は久々のお掃除。
先輩いないし、先輩のマンションから…
シーツも全部洗濯して、お風呂もトイレも全部ピカピカにした。

掃除ってほんと気分爽快!

わたしの部屋も…
なんだけど、ほとんど先輩の部屋で生活してる今日この頃…
ほとんどやるところもなく業務終了…となってしまった。

ほんとに…先輩いたらずっと一緒にいるかんじ…
平日も関係ない…
いつのまにか、衣類も生活必需品も先輩の家の方がメインになっちゃって、わたしの部屋には最低限のものしかない…

けど、今日はちゃんと自分の部屋で寝よ。
たまにはこっちも使ってやらないと…

結構掃除頑張ってたら電話が鳴った。
ちょうどお昼頃だった。

『先輩。お疲れ様でした。』

向こうは金曜日の夜10時ごろってところ…。

『菜莉。そっちは昼だよな。』

先輩の声…まだ2日しか経ってないのに久しぶりで、嬉しすぎる…
平日はLINEはできてもなかなか電話まではできない。

『うん。今日は先輩の部屋。ピカピカにしときましたから!』

『ほんと?ありがと。菜莉いてくれるとそういうの…助かる。』

『先輩は明日も仕事ですよね?』

『あー。それでさ。結局、先方のCEOが今週急用でダメんなったから、月曜日にはこっち出ることになったんだわ。』

『ほんと?』

思わず、声がうわずる。

『ああ。だから、火曜の夜には帰れるし、マンションで、待ってて。』

『はい!』

週末まで帰れない予定だったのに予想外で嬉しい。

『じゃぁ疲れたし寝るわ。明日またこんくらいの時間に電話するから。』

『はい。おやすみなさい。』

『おやすみ。』

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