再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
「久世さんってさ。遊びまくってるって噂だし…けど、菜莉と昔から知り合いだってのも隠す気なさそうだし…なんか面白いことになりそうじゃん?」

「やめてよ。わたしは隠したい…平穏無事に過ごさせて…」

「面白いくらいの方がいいよ。菜莉…吉田さんと別れてから枯れたみたいになってるし。」

「実際枯れてるよ。」

「菜莉のこと周りの男たちがいくら誘ってもなびかないから枯れてるよーにみえてるだけでしょ。」

「だってもう…付き合ってもふられるからいいかなって…」

もうわたしなんて誰とも付き合えないし、それこそ結婚もできないんじゃないかって…
思い始めてる…今日この頃…

「もうっ!菜莉!そんな言い方しないの!ねぇ
、もしかして、その今までのカレシとうまくいかない原因って…」

え?
いや…それは…
そんなことないし…
絶対違うし…

「原因は…わかんないよ…。」

わたしはボソッと呟いた。

恋愛下手なわたし…
原因は…
それは…

でもやっぱり認めらんない…
先輩のせいで恋愛うまくできなくなってるなんて…


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