再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
◇
「菜莉さんとお付き合いさせてもらってます。久世翔太郎といいます。」
玄関先で菜莉の母親にキラースマイルで挨拶。
「よかったら、みさなんでどうぞ。」
買っておいた双葉堂の高級羊羹。
「まぁ。どうぞあがってくださいな。」
ぽっと顔を赤らめて受け取る菜莉の母親。
菜莉の父親は、ザ、サラリーマンって感じの人で、真面目に生きてきましたって顔に書いてるようなタイプだった。
派手な見た目の俺に最初は警戒してたみたいだったけど、俺が根気よく、人当たりよく話しかけてたら、そのうち和み出した。
「久世くんって、モテるだろう?」
「はい。」
それは否定しない。
「なぜ菜莉なんだ?」
日本酒をお猪口に注いでくれる。
「好きだからです。理由なんてありません。俺が先に好きになりました。」
事実だから、説得力あるだろ?
父親は俺の目をジッと見たが、フッと笑った。
「菜莉のよさがわかってくれる人が、キミでよかったかもな。」
菜莉を見ると、にこにこ笑って俺を見ていた。
だいぶん菜莉の親父が酔っぱってきた頃、奏ちゃんがやってきた。
親父は眠そうにあくびをしはじめ、となりの部屋のソファで横になり出した。
「菜莉さんとお付き合いさせてもらってます。久世翔太郎といいます。」
玄関先で菜莉の母親にキラースマイルで挨拶。
「よかったら、みさなんでどうぞ。」
買っておいた双葉堂の高級羊羹。
「まぁ。どうぞあがってくださいな。」
ぽっと顔を赤らめて受け取る菜莉の母親。
菜莉の父親は、ザ、サラリーマンって感じの人で、真面目に生きてきましたって顔に書いてるようなタイプだった。
派手な見た目の俺に最初は警戒してたみたいだったけど、俺が根気よく、人当たりよく話しかけてたら、そのうち和み出した。
「久世くんって、モテるだろう?」
「はい。」
それは否定しない。
「なぜ菜莉なんだ?」
日本酒をお猪口に注いでくれる。
「好きだからです。理由なんてありません。俺が先に好きになりました。」
事実だから、説得力あるだろ?
父親は俺の目をジッと見たが、フッと笑った。
「菜莉のよさがわかってくれる人が、キミでよかったかもな。」
菜莉を見ると、にこにこ笑って俺を見ていた。
だいぶん菜莉の親父が酔っぱってきた頃、奏ちゃんがやってきた。
親父は眠そうにあくびをしはじめ、となりの部屋のソファで横になり出した。