再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
~松嶋菜莉side~

あと半分。

翔くんがロスに行ってから2週間が過ぎた。
あと2週間でやっと会える。
昨日も楽しくテレビ電話して…

ちょっとでも翔くんの声聞くと嬉しくなる。

そしてちょっとご機嫌な感じで出勤…。

「なんなんすか?全身からにじみ出る幸せ感。」

駅から会社へ向かってたら背後から声。

「うわっ!」

菅野くんだ。

「何なの?もう!びっくりすんじゃん。おはよう。」

「うっす。」

わたしのフツーに横を歩きはじめる。

もう…出勤時に一緒とか1番怪しまれるパターン…

「で?そんな幸せオーラ全開ってことは久世さんと会ったんすか?」

「会えるわけないでしょ。向こうはロスにいるのに!」

「じゃあなんで?」

「な、んでもいいでしょう?それはプライベートのことだから。」

「ふーーん…てことは、もう2週間も愛されてないってことだな。」

勝ち誇ったようにニヤリと笑って言う。

「は?」

何を言ってるの…
この若者は…


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