再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
そのあと、先輩が行こうと言うので、外にご飯に行った。

「引っ越してきて、唯一知ってる居酒屋。ここしかなくって。」

と、それでもお洒落な居酒屋だ。

「さすがの俺でも今日は菜莉に頭あがんないし、なんでも、好きなもん頼んで。」

先輩とごはん…なんて…

「菜莉お酒は?いけんの?」

「じゃあカシスオレンジ。」

「じゃ俺ジントニック。」

で、テキトーに唐揚げとかポテトとか…いろいろ頼んでいく先輩。

「菜莉。卒業してからずっとあの部署いんの?」

「はい。先輩ずっとニューヨークだったんですか?」

「うん。そう。大学4年で留学して、んでそのままニューヨーク残れって言われたんだよ。大成の採用担当に。で…今突然東京行けって辞令。」

「先輩いるなんて思わなくって…ちょっとビックリ…してます。今も。」

「俺いるって知ってたら受験しなかったのにって?」

先輩がニヤッと笑ってジントニックを喉に流した。

「いや…それは…」

< 31 / 262 >

この作品をシェア

pagetop