再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
「あ、PC会社の。さっきまでいたSEの方です。」

島田くんだと?
くんってなんだよ。くんって。

「島田くんっていうんだ。アイツ。」

つい口調がキツくなる。
馴れ馴れしい男だったな。

「え?ああ。なんか小学校一緒だったみたいです。わたし全然覚えてなくて…」

そう言って首をかしげる菜莉。
菜莉が覚えてないような相手なら…いいけど…

「とにかく、これ入力すればいいんだな。」

「はい。すみません。」

ん…ざっとあと1時間…ってとこか?

で、菜莉は俺がExcelに入力してる間に、他のことやってて…なんとか1時間ほどしたら…俺も菜莉も、緊急分はクリアできた。

「はー。終わった…」

「先輩ありがとうございました。」

2人で誰もいないフロアを閉めて、ようやく外に出たら、菜莉が深々と頭を下げた。

外は寒くて…薄めのコート着てる菜莉もブルッと震えてる。

まあ、俺はまだスーツの上着1枚だけど…
ちょっと寒いかな…

特に何も言わなくても2人とも電車の方向に向かっててそのまま一緒に帰る体制…

腹…減ったな…

菜莉誘ってもいいかな…
けど、また菜莉に即拒否されたら立ち直れねーし…俺…

「あのっ!」

そんなこと考えてたら…菜莉が俺の横で結構な大きな声で叫んだ。

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