天然美女との過ごし方(仮)
『年齢で言ったら私や海斗の方が大人なのかもしれないけど海斗のこと理解するには周りの大人に比べて子供な気持ちが出ちゃって、あぁまだまだ子供だなって実感する時多いのよ、それに海斗も。遅くなるなら連絡してよ!って私は思うのよ?』

『うみにぃ連絡しないの?』

『全くね!前約束したのよ?遅くなるなら連絡してねって、夕食作る予定もあるしお風呂だっていつも通り早く入れたら海斗が帰ってくる頃には冷めちゃうし、なにより心配するでしょ?』

ここぞとばかりにちょっとだけ不満を桜ちゃんに言ってみる

海斗は少しバツが悪そうにして見てくるけどお構い無し

『えーそれはうみにぃが悪い!約束破るなんて!ほんとお子ちゃまなんだから』

『ほらね!桜ちゃんが言ったようにまだまだ成長するには時間がかかるのよ』

『あ……』

『だから鈍感でも子どもでもいいの、これからたくさん吸収していけば』

『そうだったんだ、ありがと芽生さん!』

『そろそろお姉ちゃんとかって呼ばれたいなぁ』

『ふふ、芽生お姉ちゃん!』

こうして私の可愛い妹桜ちゃんが笑顔になった

『桜は笑顔が1番だよ』

そう言って海斗は桜ちゃんの頭をポンポンと撫でた

『え!うみにぃ?!』

『何やら楽しそうな話してたからさ』

『聞いてたの?!』

『聞いてないから大丈夫、今帰ってきたとこ』

海斗は優しい優しい嘘をついた
そんなとこもすきなんだ
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