天然美女との過ごし方(仮)
私のお父さん
『……ただいま』

『桜』

そう気持ち悪い笑みをうかべて近づいてくる人紛れもなくわたしのお父さん

『門限が1分過ぎている』

その言葉がスタートの合図

決して言い与えられている門限を過ぎてる訳でもないのに……

うっ……

わたしはじっと耐える

耐えて耐えて耐えて耐えまくる

痛くて痛くて涙が出てくるけど声は出さない

涙を流すとお父さんは余計に喜び殴って蹴りまくる

そうわたしはママが亡くなった小学校3年生のときからずっと世にいう虐待というのを受けていたのだ

これが虐待だというのを知ったのはたまたまやっていたテレビ番組

わたしと全くおなじ境遇だった

空ちゃんには体育の日更衣室に行かずトイレで隠れて着替えてるのが見つかって正直に話した
空ちゃんはずっと泣いていた
わたしはそれだけで嬉しかったんだ

いつも思うんだ''空ちゃんありがとう''って

だからわたしは自然と男の子が苦手になっていた
怖くて怖くてたまらないんだ

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