天然美女との過ごし方(仮)
僕か俺か

桜side

みんなが帰ってから太陽くんに


『太陽くん、これからは俺でもいいよ?』


って伝えた


だって太陽くんは怖くないもん


『え?』


『わたし、太陽くんは怖くないから大丈夫』


『全く。桜はいつもそうやって煽ってくるんだから』


『あお……煽る?ん?』


煽るって車?いや車もってないし。なにを?


『いいの、桜は知らなくて』


そう言って太陽くんはギューッと私を抱きしめた


『やっぱり甘い匂いがするね』


『俺、実は甘党だからさ』


『知ってるよ』


『いつの間に……』


『テーブルにお菓子入れ置いてあるもんね』


『知ってんの?!』


『しかもぜーんぶ甘いやつ』


『俺の部屋入ったの?!』


『ちゃんとママには許可とったもん』


『母さんめ……』


『入っちゃまずいことでも?』



いつも太陽くんに振り回されてるけど今日は立場逆転


『甘党がバレるのが恥ずかった』



『なーんだそんなことか』



『なんで、部屋入ったの?』



『洗濯物置きに行っただけ』



『なんだそんなことかよ』


……でも部屋に入ったおかげで甘党なの知ったの


『でも僕は甘いものより桜がすき』


『ねぇ俺って言ってみて』


『俺は……桜のことが好き……俺の桜』


『ふふ、なんかかっこいい』


『笑うなよ、本気だぞ?』


『じゃあ僕って言ったら甘いのひとつずつ没収していくからね』


『それ鬼畜。勘弁して。』


『じゃあわたしにも俺って言うの頑張って』


『全く。今日の桜は意地悪だ』


いや違う、こんなに甘々な太陽くんが初めてだから調子狂ってるだけ

どんどん甘々な太陽くんが見たくて


『太陽くん今日一緒に寝る?』


『ばか、それはまぢで鬼畜。ぼ……俺の事殺す気?』


絶対僕って言おうとした


そんなに甘いのが好きなのか


『あら、2人で寝てもいいのよ?』


『母さん聞いてたのかよ、変態』


『楽しそうな声が聞こえてきたから仕方なく聞いてたのよ』


『ほら、ママが許可出してくれたよ』


『だから俺が死ぬって』


このあとずーっと一緒に寝るか寝ないかで揉めた挙句結局隣には太陽くん


『甘い匂い……』


甘い匂いに包まれて体育祭で疲れたのもあってすぐ眠りについた

今までで1番眠れたのかもしれない
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