天然美女との過ごし方(仮)
2人っきりの同居生活

太陽side

『……ん、眩しい……』


『起きたか?』


『太陽くんだぁ……』


まだ寝ぼけてるらしい


体育祭の振替休日で今日は休み


だけど寝ぼけてる桜は


『ん?太陽くん?あ!学校遅刻しちゃう!ほら太陽くんも早く起きて!』


ってもう朝から大騒ぎ


『今日休みだよ、ほら戻っておいで』

あまりにもかわいくて布団をめくってトントンってしてここにきてと合図する


『ありゃ……あ、そうか今日振替休日だ』


……♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜


なんか桜が鼻歌を歌い出した


『どうしたの、桜』


『太陽くんと1日中一緒に入れるのが嬉しいの』


……なんなんだこのかわいい生き物は


『そうだね、じゃあ昨日のお返ししちゃおっかな』


『えー?』


『昨日俺をいじめた罰』

ポカーンってしてる桜に軽めにおはようのキス


『……』


『どうしたの?真っ赤になって?桜ちゃんはお熱かなー?』

『いじわる』


そう言ってぷくーってしてる桜もかわいいから


つい


『桜ちゃんはすぐ顔赤くなっちゃうね、りんごさんみたいだ』


ってからかってみたくなる


『うるさい、太陽くん』


『お口の悪い桜ちゃんにはお仕置きが必要だ』


『もー!太陽くんばかばかばか』


ちょっと拗ねてる桜だけど


『じゃあお仕置きは〜桜ちゃんからキスを貰おうかな〜?』


って言えば


顔をまた真っ赤にして


もじもじして


『……じゃあキスしたら意地悪しないで』


って言ってくるんだ



『……どうだろ、桜ちゃん次第かな』


『じゃあしない』


『うそ、意地悪しないからキスして?』

ってお願いすれば


自分からキスなんてしたことない桜は不器用なキスを俺に落とした


かわいいリップ音とともに


『よしよし、よく出来ました』


かわいいからたまには桜からキスしてもらお

そう決めた日
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