神からの試練

亮平「すみれ、行くってさ」
すみれ「はーーーい!!」

2人で、玄関まで向かうと鍵を持った宏太がいて、なんだか考え込んでる顔してる。

亮平「すみれ、先に車行ってて?みんなもう、車にいると思うから」
すみれ「はーーーいっ」

すみれを車に行かせて。
こういう時に、すみれはちゃんと言うこと聞いてくれるんだよねっ!
出来た彼女だよー笑。

さぁ、宏太と2人きりになったところで聞いてみるか。

亮平「どしたの?」
宏太「あぁー、まぁ、うん」
亮平「なんかあったの?」
宏太「社長に、呼ばれた。今日、雑誌の撮影と取材の後、全員で来てくれって」
亮平「えっ」

そう。
すみれの時と同じ。
急な呼び出しに、話す内容は教えてもらえていない。嫌な予感がする。

亮平「いやいやいや~笑。まっさかーー!そんなわけ......」
宏太「噂だよ、噂。さっき、後輩から連絡が来てさ」
亮平「えっ、うん」
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