極上弁護士の耽溺プロポーズ
深夜に近い時間でも、街はネオンの光で溢れ返っていた。

柊一くんのマンションは都心にあるから、特にこの辺りはまばゆいほどだ。

「ほんとのこと……ちゃんと言うよ」

色鮮やかな光に、わたしは自分の隠しておきたかった心の部分が照らされていく気がした。

「柊一くんのことは……全然、怒ってない。……軽蔑なんかしてないし、嫌いになんかなってないよ」

「……それならどうしてすぐにそう言ってくれなかったんだ」

「……だからわたしは最低なんだ」

「……?」

「わたしはね……」

息を呑んで、わたしは乱れかけた呼吸を整えてからもう一度口を開いた。
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