しあわせ食堂の異世界ご飯6
 昨日の今日で疲れているリントを引っ張ってきてしまったのに、さらに待たせてしまうなんてよろしくない。
 とはいえ、めいっぱい料理をした時点で待たせてしまってはいるのだが……。
(そりゃあ、リントさんは私が望むならって今日のことを快諾してくれたけど!!)
 疲れていることには、きっと違いない。
 慌ててドレスに着替えると、椅子に座りシャルルにヘアメイクをしてもらう。
(……ドキドキする)
 昨日はリベルトと正式な夫婦になるため、ジェーロとエストレーラを繋ぐための婚姻の儀式という意味合いを強く感じた。
 でも、今日はまた違う気がする。
 いつも仲良くしてくれる友達に囲まれて、たくさんおめでとうと言われながら結婚して、私たちをこれからもよろしくお願いします、見守っていてね。と、そんな気持ちで結ばれる。
「ねえ、シャルル」
「はい? あ、動いたら駄目ですよ~」
「わかってるわ。ね、エストレーラからジェーロまで一緒にきてくれて、ありがとう。これからもよろしくね」
 シャルルがいなければ、きっとここまで頑張れなかっただろう。むしろジェーロに着く前に狼に食い殺されていたかもしれない。
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