三月のバスで待ってる

と、その時。
「あー、やっぱりそうだ」
笑いを含んだその声に、無理やり保とうとした平常心はあっけなく崩れた。
目の前にやって来たのは、あの3人だった。私は呆然と彼女たちを見つめる。
「ひとりでお弁当食べてたの?相変わらずぼっちなんだー。かわいそー」

ーーなんで。

「声かけてくれれば話相手くらいにはなってあげたのにぃ」

ーーなんでほうっておいてくれないの。

「ねえさっきあんたうちらのこと無視したでしょ。何様?」

ーーなんできたの。もう関係ないでしょ。もうほうっておいて。解放してよ。
目をつむる。中学時代の苦痛の毎日が、津波のように襲ってくる。
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