私だけの王子様、見つけちゃいました!
少し歩くと見えてきたドーナツ屋。
店の中は学校帰りの女の子たちで溢れかえっていて…
みんな小鳥遊くんを見て頬を染めたり、友達とコソコソ話して盛り上がっている。
「…あの子彼女かなー?」
「違うんじゃない?美女とかじゃない、フツーの子だし(笑)」
「だねー!(笑)」
女の子たちの会話が聞こえてきてやっぱり小鳥遊くんはかっこよくて、、
私は取り柄のないフツー女子だから釣り合わないんだな、と悲しくなってきた。
「ねぇ、」
「あ!あぁ、ごめんなさい。何?」
いけない、いけない。
せっかく小鳥遊くんといれるんだから
気にしないようにしないと。