強引な政略結婚が甘い理由~御曹司は年下妻が愛おしすぎて手放せない~
「そういえば、明、覚えてるか? 挙式後の控室で、俺のこと怒ってただろ」
「え」
何のことだろう?
一瞬、忘れてしまっていたけれど、少し考えてから思い出した。
「あ! そうそう! あのとき真夜、私との約束破った」
‟誓いのキスは頬にして„
幼馴染だった真夜と、たくさんの人が見ている前で、唇にキスをすることが恥ずかしかった。
だから、挙式が始まる前にそうお願いしたら真夜は頷いてくれた。でも、いざ式が始まって誓いのキスになると、真夜の唇が触れたのは私の唇で。
そのことを挙式後の控室で真夜に問い詰めたら、美味しいクッキーにうっかり釣られて、話をすり替えられてしまった。
「どうしてあのときキスの場所を変えたの?」
あれから一年も経った今、そのことを厳しく問い詰める気はない。でも、気になって問い掛けた。
すると、真夜の視線が宙へと浮いた。
その唇がゆっくりと言葉を紡ぐ。
「え」
何のことだろう?
一瞬、忘れてしまっていたけれど、少し考えてから思い出した。
「あ! そうそう! あのとき真夜、私との約束破った」
‟誓いのキスは頬にして„
幼馴染だった真夜と、たくさんの人が見ている前で、唇にキスをすることが恥ずかしかった。
だから、挙式が始まる前にそうお願いしたら真夜は頷いてくれた。でも、いざ式が始まって誓いのキスになると、真夜の唇が触れたのは私の唇で。
そのことを挙式後の控室で真夜に問い詰めたら、美味しいクッキーにうっかり釣られて、話をすり替えられてしまった。
「どうしてあのときキスの場所を変えたの?」
あれから一年も経った今、そのことを厳しく問い詰める気はない。でも、気になって問い掛けた。
すると、真夜の視線が宙へと浮いた。
その唇がゆっくりと言葉を紡ぐ。