強引な政略結婚が甘い理由~御曹司は年下妻が愛おしすぎて手放せない~
「おーい。真夜、起きろー」
なんとか手だけ抜け出して、頬をぺちぺちと叩いて軽い刺激を与えてみる。
すると、しばらくしてようやく真夜が目を覚ました。
ぼんやりとした瞳が腕の中の私を見つけると残念そうに呟く。
「……なんだ明か」
「明でごめんね」
私は強い口調で言い返した。
やっぱり真夜は私を誰かと間違えて抱きしめていたらしい。
真夜の腕の拘束が少しだけ緩まったおかげで、さっきはびくともしなかった胸を両手で押すと身体はすぐに離れた。
引きずり込まれたベッドから抜け出すと、さっと立ち上がる。
「そろそろ起きて朝ご飯食べよう」
「ん~。今日はなに?」
まだ眠たい目をこすりながら、真夜が起き上がる。
「納豆ご飯だよ」
「えー、俺、フレンチトーストがいい」
「却下」
和食料理屋を営む私の実家である保科家の食事は和食料理が中心だった。
朝食は必ずお米を食べる。
大人になった今でも私にとってそれは習慣で、真夜と結婚してからももちろん続けている。
「ほら、早く起きて。私、先行くからね」
真夜を起こしたので今朝の任務は完了。
部屋を出ると、リビングダイニングへと向かう。
キッチンでサラダを盛り付けたり、味噌汁を温め直したり、炊飯器のお米を茶碗に盛ったりしていると、寝癖のひどい真夜がリビングに入ってきた。
六人用もある大きなダイニングテーブルのイスに腰掛けると、テレビをつけてニュースを見始める。
その間に、私は朝食の準備の残りをすませてテーブルへと運び、真夜の向かいの席に腰をおろした。
それから二人で一緒に手を合わせて朝食をとる。
なんとか手だけ抜け出して、頬をぺちぺちと叩いて軽い刺激を与えてみる。
すると、しばらくしてようやく真夜が目を覚ました。
ぼんやりとした瞳が腕の中の私を見つけると残念そうに呟く。
「……なんだ明か」
「明でごめんね」
私は強い口調で言い返した。
やっぱり真夜は私を誰かと間違えて抱きしめていたらしい。
真夜の腕の拘束が少しだけ緩まったおかげで、さっきはびくともしなかった胸を両手で押すと身体はすぐに離れた。
引きずり込まれたベッドから抜け出すと、さっと立ち上がる。
「そろそろ起きて朝ご飯食べよう」
「ん~。今日はなに?」
まだ眠たい目をこすりながら、真夜が起き上がる。
「納豆ご飯だよ」
「えー、俺、フレンチトーストがいい」
「却下」
和食料理屋を営む私の実家である保科家の食事は和食料理が中心だった。
朝食は必ずお米を食べる。
大人になった今でも私にとってそれは習慣で、真夜と結婚してからももちろん続けている。
「ほら、早く起きて。私、先行くからね」
真夜を起こしたので今朝の任務は完了。
部屋を出ると、リビングダイニングへと向かう。
キッチンでサラダを盛り付けたり、味噌汁を温め直したり、炊飯器のお米を茶碗に盛ったりしていると、寝癖のひどい真夜がリビングに入ってきた。
六人用もある大きなダイニングテーブルのイスに腰掛けると、テレビをつけてニュースを見始める。
その間に、私は朝食の準備の残りをすませてテーブルへと運び、真夜の向かいの席に腰をおろした。
それから二人で一緒に手を合わせて朝食をとる。