四季〜巡る時を、君の隣で〜
今年選んだ浴衣は、藍色と黄色の大きな花柄の浴衣だ。可愛いって言ってくれるかな?
「千夏、いいよ〜」
千夏に部屋に入って来てもらう。すると、千夏も浴衣に着替えを済ましていた。千夏の浴衣姿なんて小学生の時以来見ていない。
「へえ〜……。カッコいい!」
あたしがそう言うと、「これ親父のお下がりなんだけどな」と千夏は笑う。そして、似合ってると小声で言ってくれた。
そうめんを食べ、チャチャッと片付けを済ませて、あたしたちは庭に出る。夜空にはまだ花火は上がっていない。ここからでも大輪は見れるのかな?
「よし、やるか!」
千夏がチャッカマンを用意する。そして、あたしの持つ花火に火をつけた。
「わあ〜!綺麗!!」
薄緑の花火が、あたしの手元で花を咲かせる。千夏も自分の持つ花火に火をつけた。千夏のは赤い花火だ。
次々と花火に火をつけ、その美しさに見とれる。夜空に浮かぶ花火もいいけど、こんなのも悪くない。
「千夏、いいよ〜」
千夏に部屋に入って来てもらう。すると、千夏も浴衣に着替えを済ましていた。千夏の浴衣姿なんて小学生の時以来見ていない。
「へえ〜……。カッコいい!」
あたしがそう言うと、「これ親父のお下がりなんだけどな」と千夏は笑う。そして、似合ってると小声で言ってくれた。
そうめんを食べ、チャチャッと片付けを済ませて、あたしたちは庭に出る。夜空にはまだ花火は上がっていない。ここからでも大輪は見れるのかな?
「よし、やるか!」
千夏がチャッカマンを用意する。そして、あたしの持つ花火に火をつけた。
「わあ〜!綺麗!!」
薄緑の花火が、あたしの手元で花を咲かせる。千夏も自分の持つ花火に火をつけた。千夏のは赤い花火だ。
次々と花火に火をつけ、その美しさに見とれる。夜空に浮かぶ花火もいいけど、こんなのも悪くない。