first love「初恋の君と10年先の約束をしました。」
土曜日当日
「明日、朝、塾ね。宿題忘れないでね。」
「はいー。そろそろ迎えくるじゃんない?早く行きな」
「うん。また、明日」
緋願は私に手を振りながら、お店から出て行った。
「よし、あと1時間。アイスでも食べよか。」と思いながら、一階に降りて、31でアイスを買おうとした。
「あれ?その人、春翔じゃない?隣にいるのお母さん、お父さん。え!妹いたの!初めて知った。へ〜可愛い子やな」

月曜日 学校
「おはよー」私は大きなあくびをしながら、隣にいる春翔に挨拶した。
「おはよー、って、お前、昨日何時に寝たの?口!」
「9時に寝ようとしたよ。
 寝る前にグループラインを見たら、社会の課題終わってないことに気づいてさぁ。
 今回成績もイマイチだったから、あとは提出物でなんどか!」と私は教科書を机の中にしまった
「なるほど。終わったの?」
 春翔は、ちょっと微笑みながら聞いてきた。その笑顔、多分も答えは予想ついたと思う。
「決まってるじゃん。終わってないにきまってるじゃん。(笑)」
「でしょね。大丈夫。俺も終わってないから。」そう言いながら、春翔は机から社会のワークを出した。
「君もかい!」
「そういえば、土曜日、31であなたのことを見かけたよ。お母さん若いね!妹何才?めっちゃ可愛い。よかったね。可愛い妹いて」
「それ、俺の母じゃない。」
春翔は少し暗い表情になって答えた。
「えええー!ごめんなさい。嫌なこと聞いちゃって。」
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