美髪のシンデレラ~眼鏡王子は狙った獲物は逃がさない~
彼らはアメリカ人と日本人のハーフで、入学式の日に瑠花と出会った。

『髪が綺麗だ』

と最初に声をかけてくれたのはエマで、今でも仲良く連絡を取り合っている。

「Wow! ルカ久しぶり」

ハイテンションのエマと違って、いつも瑠花とミカはローテンションだ。

「Hi、エマ、ミカ。元気だった?」

「もう、相変わらずそっけないんだから。久しぶりに会ったというのに」

エマは瑠花の両手を掴んで、その場でピョンピョンと跳び跳ねた。

エマは瑠花と同じくらいの身長だが、瑠花よりはややポッチャリしている。

顔にはそばかすがあり、赤毛を二つ結びにしている様子はさながら赤毛のアンのようだ。

一方、エマの隣に黙って立っているミカは、180cmと高身長だが細マッチョでなかなかのイケメンだ。

髪はブラウンがかった金髪で、父方の祖父の血を継いでいるらしい。

妹のエマはドイツ人の祖父母の影響が色濃く現れていると聞いた。

二人が並ぶととても双子には見えないが、二人にはもっと決定的な違いがあった。

それは、ミカの瞳が水色と榛色のオッドアイであるということ。

エマが瑠花を初めて見たときに、彼女のオッドアイには関心を向けず、綺麗な髪を最初に誉めてくれたのにはそんな理由があった。
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