美髪のシンデレラ~眼鏡王子は狙った獲物は逃がさない~
穂積堂を出て、久しぶりのDシティを堪能する。
久しぶりにしては12年は長すぎたかもしれない。
周囲のテナントも変わり、街行く若者の姿も変わった。
何より、一番、瑠花自身が変わったことを自覚していた。
高校に進学したての頃は引きこもりから脱却しようとただただ必死だった。
そんな自分を支えてくれた両親と、初めてできた友人達。
オッドアイを気にせずこうして堂々と歩けるのは周囲も自分も大人になったからだろう。
「夢を叶えてからじゃ遅すぎたのかも・・・。現実を知りなさい、ってきっとそういうお告げだったのよ」
瑠花とて12年も前の淡い初恋の人との再会を、闇雲に夢見ていた訳ではない。
結婚しているかも、子供がいるかも、などなど色々な状況を覚悟していた。
だが、それがあの冷徹俺様イケメン眼鏡御曹司で、
瑠花の夢を叶えようと奔走してくれる上司でもあって・・・。
割りきれず切ない思いを抱えながら、瑠花は虚しく一人、駅に向かう歩道を歩いていた。
「あれ?瑠花・・・?珍しいね。何してるの、こんなところで」
前方から笑顔で駆け寄ってくる男女の二人組がいた。
それは瑠花のアメリカンハイスクール時代の親友、エマ・ガルシアとミカ・ガルシア。
彼らは瑠花と同じ年で、男女の双子の兄妹、その人達だった。
久しぶりにしては12年は長すぎたかもしれない。
周囲のテナントも変わり、街行く若者の姿も変わった。
何より、一番、瑠花自身が変わったことを自覚していた。
高校に進学したての頃は引きこもりから脱却しようとただただ必死だった。
そんな自分を支えてくれた両親と、初めてできた友人達。
オッドアイを気にせずこうして堂々と歩けるのは周囲も自分も大人になったからだろう。
「夢を叶えてからじゃ遅すぎたのかも・・・。現実を知りなさい、ってきっとそういうお告げだったのよ」
瑠花とて12年も前の淡い初恋の人との再会を、闇雲に夢見ていた訳ではない。
結婚しているかも、子供がいるかも、などなど色々な状況を覚悟していた。
だが、それがあの冷徹俺様イケメン眼鏡御曹司で、
瑠花の夢を叶えようと奔走してくれる上司でもあって・・・。
割りきれず切ない思いを抱えながら、瑠花は虚しく一人、駅に向かう歩道を歩いていた。
「あれ?瑠花・・・?珍しいね。何してるの、こんなところで」
前方から笑顔で駆け寄ってくる男女の二人組がいた。
それは瑠花のアメリカンハイスクール時代の親友、エマ・ガルシアとミカ・ガルシア。
彼らは瑠花と同じ年で、男女の双子の兄妹、その人達だった。