永久溺愛〜オトナの独占欲は危険です〜
「思ったより早かったんだな」
「うん…意外と早く終わって」
「どこ行ってたんだ?」
「ぱ、パンケーキ食べに行ってたの!」
鞄の中には担当の人からもらった資料が入っているから、バレないように隠しておかなければ。
そう思っているけれど、この部屋に隠し場所などない。
いっそのこと素直に言ってしまおうか。
別に反対されないような気がしてきた。
「じゃあ腹減ってないか?」
「今はまだ、いいかな…」
時計を見ればまだ17時を過ぎたところだ。
ご飯にしたら早すぎる。
「じゃあ汁だけでも作っとくか。
今日は豚汁だぞ」
「え、紘毅くんの豚汁!?
嬉しい…!」
紘毅くんの料理も大好きだ。
私の好きな味付けで、いくらでも食べられる。
「今日は和食だな」
「楽しみだなぁ、夜ご飯」
「ん、じゃあ作ってくるから待ってろ」
紘毅くんはそう言って、キッチンへと向かった。
私はというと、洗濯を取り入れて畳むことにした。