永久溺愛〜オトナの独占欲は危険です〜



紘毅くんは調べものでもしているのか、スマホを触っていて。


その隣で女性がスマホを覗きながら何やら笑っている様子が見える。

ふたりとも、やけに楽しそうだった。
少し離れたところからでもわかるくらい。


互いに笑顔で話し、相手の女性はさりげなく紘毅くんの腕にくっついている。


「……っ!?」

嫌なのに、その場から足が動かないでいると。
突然坂野先輩に腕を引かれた。

それも自然と足が動くほどの強い力で。


「バカだね、本当」
「…っ」

「あんな人想ってて何になるの?」


少しでも遠ざけようとしてくれているのか、どんどん歩き進めていく坂野先輩。

そのおかげで振り向くことなく、その場を去ることができたけれど。

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