Ai…
オレ以外の3人はワインを飲んだ
つくづく子供だって
思い知らされる
食事がお子様ランチじゃなくてよかった
父さんに愛さんのことを話した後だから
なんだか恥ずかしい
もともと口数は多くはないけど
家族でいるとオレは尚更話さない
そんなオレにいつも話し掛けてくれたのは
母さんだった
「藍くん、いつもの私の料理と違って
おいしいね」
愛さんがオレに話し掛けてくれた
母さんと重なった
急で少し驚いた
「あぁ、いや、今日もおいしいけど
いつもおいしいよ」
オレは答えた
「父さんも今度、食べてみたいな」
「たぶん、お口に合わないと思います
でも、いつでも帰ってきてくださいね」
「あぁ、ありがとう
藍と蓮のこと、任せてしまってすまない
本当に感謝してる」
愛さんは、目を伏せて首を横に振った