Ai…

オレ以外の3人はワインを飲んだ


つくづく子供だって
思い知らされる



食事がお子様ランチじゃなくてよかった



父さんに愛さんのことを話した後だから
なんだか恥ずかしい



もともと口数は多くはないけど
家族でいるとオレは尚更話さない


そんなオレにいつも話し掛けてくれたのは
母さんだった



「藍くん、いつもの私の料理と違って
おいしいね」


愛さんがオレに話し掛けてくれた



母さんと重なった


急で少し驚いた



「あぁ、いや、今日もおいしいけど
いつもおいしいよ」

オレは答えた



「父さんも今度、食べてみたいな」



「たぶん、お口に合わないと思います
でも、いつでも帰ってきてくださいね」



「あぁ、ありがとう
藍と蓮のこと、任せてしまってすまない
本当に感謝してる」



愛さんは、目を伏せて首を横に振った




< 203 / 316 >

この作品をシェア

pagetop