性格改革
一ノ瀬 連
君と初めて出会ったのは食堂だったね。


・・・・・・・



僕たちが生活する、この金森学園には名物のパンがあった。

たまたま僕のクラスの授業が早く終わったため、僕はその最後の一個を手にすることが・・・・出来そうだった。


そう、そこに彼女が来たんだ。


「どけどけー!そのパンは私がもらう!」


僕は声にこそ出さないがどうしても名物パンが欲しかった。

彼女の言葉は無視してパンに手をかけた。


そこへ彼女が突っ込んできた。

漫画みたいな、本当に漫画みたいなシチュエーションだった。

よく同じ本を取ろうとして恋に落ちるとかあるよね。






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