かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
「手抜き料理でも、料理は料理ちゃんと食べてよね」
「もちろんよ。柚実の料理は美味しいし。手抜きとは言った上、まるごとトマトを入れてあるし」
私と母は、食卓についた。
女、ふたり暮らしだ。
私は、父親の存在を知らない。
何にもしらない。
母の結婚歴でさえ、知らない。
私が成人したら……例えば18歳になったとしたら、教えてくれるのか。
兎にも角にも、今の私にはどうでもいいこと。
母の昔話など、どうでもいい。
私は、私らしく生きること。
「もちろんよ。柚実の料理は美味しいし。手抜きとは言った上、まるごとトマトを入れてあるし」
私と母は、食卓についた。
女、ふたり暮らしだ。
私は、父親の存在を知らない。
何にもしらない。
母の結婚歴でさえ、知らない。
私が成人したら……例えば18歳になったとしたら、教えてくれるのか。
兎にも角にも、今の私にはどうでもいいこと。
母の昔話など、どうでもいい。
私は、私らしく生きること。