かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
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 純が、目を伏せて、睫毛を落として、私の書いた歌詞をなぞらえている。
 自分なりに消化し、自分の言葉に作り替えている。
 放課後の、私たちの他には誰もいない教室。
 純は自分の席に座り、私は椅子にもたれ掛り。彼の作業に見入っている。
 私は、自分の手をじっと見ていた。
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