かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
「……俗に言う、教師と生徒のカンケイですか」
「冷めてんなー」
 先生はそう言うと、またパイプ椅子に深く腰掛けた。
「別に生娘でもないし」
「そっか」
 最近、キスばっかりされてるな。
 なんて、自分のことながらどこか冷静に考えてしまっていた。
 先生はそっぽを向きながら言った。
「過去の恋を忘れることができるのは、つきあった年数×3年なんだって――俺の場合は24年かぁ……」
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