かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
「純、何やってんの?」
 彼は机にうつ伏していた。
 私は腕をつんつんと突く。
「寝てんの?」
 すると、のっそりと純は起き上った。
「ああ、アンタ待ってる間に寝てしまった」
 そう言って、目をしばたかせる。
「軽音の練習に顔出さないか」
 彼はそう提言した。
 軽音部に所属している彼。
 私も、色々あって純と仲良くなる前から、ちょくちょく軽音部に顔を出していた。
「ん~、行けないや」
「そっか。じゃあ、いい」
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